子持ち看護師におすすめの働き方は?失敗しない転職先を紹介!

働き方
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子持ち看護師になると、子どもがいない頃と同じ働き方は難しいですよね。

残業もできないし、夜勤や時差勤務もハードルが上がります。

今の職場で、育児と両立できるか不安なママも多いのではないでしょうか。

この記事では子持ち看護師のあなたに向けて、失敗しない職場選びのポイントをお伝えします。

子持ち看護師が必ず知っておきたい制度も紹介しますね。

子育てしながら働けるか不安を抱えているママへ

職場の雰囲気がよくない」「夜勤なしだと給料が安い

時短勤務が取りにくい…」「今の職場で育児と両立できるのかな…

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子持ち看護師の職場で重視すべきポイントは?

家庭と仕事を両立するために、子持ち看護師が職場で重視すべきポイントを3つ紹介します。

残業なし

働くママにとって、残業がなく定時で帰れるのは重要なポイント。

残業すると保育園のお迎えも間に合わないし、帰宅後にやることが後ろ倒しになってバタバタですよね。

残業になると子どもは長時間保育園で過ごすことになり、子どもの疲れやストレスも心配です。

お迎えのときに残っているのが自分の子どもだけだと、申し訳ない気持ちになります…

たまに残業するのは仕方ないですが、日常的に残業がある職場だと絶対に長続きしません。

夜勤なし

子どもが小さいうちは、夜勤をするのはなかなか難しいです。

例えば2交代の夜勤だと、夕方~翌日の朝まで家にいないことに。

協力を得られるのが夫だけの場合、以下のような課題が山積み。

  • 保育園のお迎え、送りは誰がするのか?
  • 子どもの食事を誰がいつ作るのか?
  • 夫の仕事が残業になる可能性はないか?

これに急な子どもの体調不良や、イレギュラーな予定が加わるととっても大変です。

私も出産前までは夜勤をしていましたが、今は日勤のみで働いています。

夜勤でクタクタな状態で育児・家事の両立をする自信がなかったし、子どもが小さいうちは夜一緒に過ごしたかったので、夜勤は免除してもらっています。

夜勤を辞めて給料は下がってしまいましたが、子どもと一緒にいられるのでよかったと思っています。

急な休みや早退に理解がある

子どもは急に発熱したり、体調を崩すことがありますよね。

しかもなかなか治らず長引いたり、治ったと思ってもぶり返したりします。

その度に職場に頭を下げて休みをもらったり、早退させてもらうのって精神的にきついですよね。

自分が抜けると迷惑をかけるのは重々承知だけれど、自分が休まないとどうしようもありません。

ママ看護師が多い職場なら「お互い様」と助け合えるかもしれませんが、そのような職場ばかりではありません。

私も独身の頃は、ママ看護師さんの急なお休みが何度もあると「そんなに休まないといけないの?」と思っていました。

今となってはその大変さがとてもよくわかります。

しかし過去の私と同じように、大変さを理解できない人もたくさんいます。

同じ立場にならないとわからないこともありますよね。

ママ看護師に理解のある優しい職場を選んで、精神的にすり減らないようにすることが大切です。

子持ち看護師が利用できる制度

子持ち看護師が利用できる制度として、以下3つがあります。

申告制なので、利用したい場合は勤務先に申請が必要です。

短時間勤務制度

3歳未満の子どもを育てている場合、原則として1日6時間の短時間勤務制度を利用できる制度です。

「時短」などと呼ばれますよね。

正規雇用であるため、福利厚生や賞与、退職金などの恩恵はもらい続けることが可能。

労働時間が短いため、フルタイムに比べると給与や賞与は減りますが、それでも正社員であることの恩恵は大きいですよね。

時短勤務のルールは勤務先の就業規則で決められています。

時短のルールはさまざま。

始業時間を遅らせたり、8時間労働のまま週3日勤務にするなど、色々なパターンがあります。

さらに小学校入学まで時短勤務できるところもあります。

育休復帰後しばらくは時短勤務で、慣れたらフルタイムに戻す人も多いですよ。

所定外労働の免除・時間外労働の制限

一言で言えば、所定外労働の制限は「育児のために残業を免除する制度」、時間外労働の制限は「長時間の時間外労働を制限する制度」

似た名前の制度ですが、対象の労働者や制限の範囲が違います。

どちらも育児・介護休業法に定められています。

所定外労働の免除時間外労働の制限
3歳未満の子を養育する労働者小学校入学前までの子を養育する労働者
所定労働時間を超える労働時間を免除法定労働時間(1日8時間・1週40時間)を超えた労働時間の制限
・1回の利用は「1ヵ月以上1年以内の期間」
・開始日と終了日を明らかにして、開始予定日の1ヵ月前までに行う
・1回の利用は「1ヵ月以上1年以内の期間」
・開始日と終了日を明らかにして、開始予定日の1ヵ月前までに行う

所定外労働:病院が定めている労働時間を超えた労働。
      9時〜17時の7時間を所定労働と定める病院の場合、17時以降の勤務のこと。

時間外労働:法定労働時間(1日8時間)を超えた労働。
      9時〜17時の7時間を所定労働と定める病院の場合、18時以降の勤務が時間外労働に当たる。(17時〜18時は当たらない)

自分で申請が必要なので、利用したい人は勤務先に問い合わせてくださいね。

深夜業の制限

小学校入学までの子供がいる場合、深夜の時間帯(午後10時~午前5時)の勤務が免除される制度です。

育休復帰後、暗黙のルールで夜勤をさせられる…なんて病院もありますよね。

小学校入学前の子どもがいれば、夜勤を免除してもらう権利があります!

パートや契約社員でも対象になりますよ。

ただし自分で申請する必要があります。

申請前に師長とよく相談が必要ですね。

夜勤を免除してほしくても、職場が人手不足の場合、夜勤をお願いされるかもしれません。

そもそも職場に気を遣うあまり、夜勤免除を言い出せない人もいるでしょう。

本当は嫌なのに無理して夜勤に入り、自分や家庭を犠牲にする必要はありません。

自分を大事にしてくださいね。

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子持ち看護師におすすめの職場5選

子持ち看護師におすすめの職場は以下の5つです。

訪問看護

おすすめ度 ★★★★★

訪問看護はあらかじめ訪問予定のスケジュールが決まっています。

訪問時間も決まっているため、患者の急変がない限り時間内で業務が終わります。

終わる時間が予測しやすく、残業もないことが最大のメリット。

メリットデメリット
・訪問時間が決まっており残業がない・車の運転が必要な所が多い
・子持ち看護師が多い・自分で判断する能力が必要
・人間関係のわずらわしさが少ない・書類仕事が多い
・家に直帰できる(事業所による)・訪問先が不衛生な場合もある
・急な休みも取りやすい(事業所による)

基本的に一人で仕事をこなすので、人間関係に悩みたくない人にもおすすめ。

デメリットは、車を運転する必要があります。

狭い住宅街に訪問することもあるので、運転が苦手な人はネックかも…

一人で患者に関わるので、患者の状態を的確にアセスメントする必要があります。
点滴や採血なども一人で行うので、失敗できないプレッシャーは強いかも…
でも難しいときはPHSなどで上司に相談できるので、心配しすぎる必要はありません。

人間関係に悩みたくない人や、一人で訪問するのが苦にならない人におすすめ。

回復期や慢性期病棟

おすすめ度 ★★★★☆

病棟勤務は残業が多いですが、回復期や慢性期病棟は残業は少なめです。

処置や検査も少なく状態が安定している患者が多いので、穏やかに仕事ができるでしょう。

メリットデメリット
・処置や検査が少ない・様々な年代のスタッフがいるため、
 急な休みに理解を得られないこともある
・残業が少なめ・人手不足だと夜勤を求められる可能性がある
・急変対応が少ない

しかし比較的落ち着いているとはいえ、ナースコール対応や患者・家族の対応に時間がかかることも。

特に認知症の患者が多いと、スムーズに業務が進まないこともあります。

(執筆中)回復期リハビリテーション病院って何するの?看護師ママにおすすめな理由をご覧ください。

また、どの世代のスタッフが多いかは要チェック。

子育て世代のママが多い職場を選ぶほうが、急な休みや早退にも理解を得られやすいでしょう。

ママが多いと、お互い様精神で助け合う雰囲気がありますよ。

残業は難しいけれど病棟で働きたいママ看護師におすすめです。

健診センター

おすすめ度 ★★★★☆

健診センターは理解力のある健康な人がほとんどなので、スムーズに仕事が行えます。

あらかじめ健診者数が決まっているため、飛び込み患者の対応でバタバタすることもありません。

メリットデメリット
・定時で仕事が終わる・給料が低め
・カレンダー通りに休みが取れる・正職員の求人は少ない
・子持ち看護師やベテラン看護師が多い・スキルアップは目指しにくい
・重労働がなく体の負担が少ない

重労働も少ないので、仕事が終わったあと家事をする体力も残せますよ。

健診センターはパート職員が多く、正職員の求人は少ないです。
タイミングによっては正職員として働けない可能性も。

給料は病棟に比べると低い傾向なので、その点は妥協が必要になります。

必ず定時で仕事を終わらせたいママや、給料は重視しないママにおすすめです。

総合病院の外来

おすすめ度 ★★★☆☆

総合病院の外来はスタッフの人数に余裕があることが多いです。

そのため外来看護師が足りない場合は、病棟の看護師に応援を頼むことも可能。

反対にクリニックなどの外来は必要最低限の人数配置のため、一人でも休むと業務に支障をきたしやすいです。

子育て中の看護師にとっては、急な休みも取りやすくメリットが多い職場です。

メリットデメリット
・定時で仕事が終わる・医師との直接的な関わりが多い
 (難しい医師だと合わない可能性も)
・子持ち看護師が多い・緊急入院などの対応がある
・カレンダー通りに休みが取れる
・スキルアップにつながる

また総合病院は様々な科の外来があります。

内科では内視鏡があったり、外科では処置があったり、科によって特殊な検査があったり。

処置や検査が多岐にわたり覚えることは多いですが、自分自身のスキルアップにもつながります。

子育て中でもスキルアップを諦めたくないママ看護師におすすめです。

手術室

おすすめ度 ★★☆☆☆

基本的に手術は日中に行われるので、日勤帯で働くスタッフの需要が多いです。

そのため夜勤ができないママ看護師にも向いています。

平日の手術が多いため、土日に休みやすいこともメリット。

メリットデメリット
・夜勤なしでも可・特殊な環境なので合わない可能性がある
・スキルアップにつながる・未経験だとハードルが高い
・土日も休みやすい・緊急手術が入ることがある
・手当などが充実している(病院による)

しかし手術室では、病棟の経験はあまり活かされません。

新たに手術室特有の技術を習得する必要があるので、未経験だとなかなかハードルが高いでしょう。

膨大な勉強量が必要なのと、常に緊張状態が続くので、慣れるまでは精神的な負担がかなり大きいです。

特殊な環境でも頑張れるママや、給料を下げたくないママ看護師にはおすすめです。

病院によりますが、危険手当などが加算される病院もあります。

子持ち看護師におすすめしない職場

子持ち看護師におすすめしない職場は以下の3つです。

急性期病院

急性期病院は、ママ看護師には負担が多い職場です。

入退院が激しかったり、処置や検査が多かったり。

イレギュラーな対応を迫られることも多く、めちゃくちゃ忙しいです。

患者の状態が毎日変わるので、急変も起こりやすいです。急変があった日にはなかなか帰れないのです…

新卒などの若い看護師も多いため、新人看護師の指導を任されることも。

その分自分の仕事をする時間が減ってしまうので、定時で帰るために人一倍頑張らないといけません。

新人を育てるために指導は大事とわかっているけれど、時間に追われるママ看護師にとってきついですよね。

また夜勤ができることが重視されるので、ママ看護師には肩身が狭いかもしれません。

日勤でできなかった仕事を夜勤に任せるときなんて、すごく申し訳ない気持ちになりますよね。

とにかく毎日目が回るほど忙しいので、時間に制約のあるママ看護師にはおすすめできない職場です

介護施設

介護施設は、ゆったりと余裕を持って働けるイメージがあるのではないでしょうか。

しかし介護施設は看護師の配置が少ないため、実は休みを取りにくいのです。

処置や患者の状態が変わったときは看護師が対応する必要があるので、出勤の看護師が自分だけの場合とても休みにくいです。

なかには、休むときは自分で代わりの人を探さないといけない話も聞きます。

子どもの体調不良の対応をしながら、代わりの人を探さないといけないなんて大変すぎます。

また業務内容は、看護的な業務よりも介護的な業務が多いです。

例えばオムツ交換や体位交換、移乗介助、トイレ介助、食事介助など。

体力面でもハードな仕事です。

看護師としての技術を使うことがあまりないので、物足りなさもあるかもしれません。

急変時には看護師が必要だけど、通常時は介護士さんとほぼ一緒の業務を行うことが多いと思います。(施設によりますが)

急な休みを取ることは難しく、体力もかなり使う業務なので、ママ看護師には向いていない職場と言えます。

クリニック

クリニックはママ看護師にはおすすめできない職場です。

クリニックは必要最低限の人数で回しているため、一人でも欠けると業務に支障をきたしやすいです。

休みが何日も続くと他のスタッフの負担が大きくなり、最悪の場合人間関係に支障をきたす恐れも。

自分が休むと、他のスタッフが休みを取れなかったりすることも。仕方ないとはいえ、小さな不満が募ると人間関係のイザコザが増えがちですよね…

保育園に通っているとしょっちゅう体調を崩すので、その度に休むことを想定すると、結構な頻度で休むことになってしまいます。

子どもの体調不良時に祖父母がみてくれたり、小学生以上で一人で留守番できるなら大丈夫かもしれません。

またクリニックは診察受付時間が18時までだったりと、総合病院に比べて遅め。

18時ピッタリに終われるとは限らず、残業になることも意外とあります。

その分保育園のお迎えが遅くなり、延長保育料金もかかるのであまりメリットがありません。

私の住む市では、18時以降は延長料金がかかります。

保育園生がいるママ看護師には、休みが取りづらく終業時間も遅いためおすすめできない職場です。

子持ち看護師におすすめ職場の探し方

ママ看護師に適した職場の探し方を紹介します。

方法を3つ紹介しますが、おすすめはダントツで転職サイトの利用です。

実際に働いている友人に聞く

実際に働いている友人やママ友に聞く方法です。

この方法だと、現在の病院の雰囲気や人間関係などを知ることができます。

「こうやって聞いていたけど、実際働くと違っていた。」などのリアルな声を知れるので、転職後のギャップは減らせるかもしれません。

しかし友人と言えど、給料面のことはなかなか聞きづらいですよね。

給料がいくらもらえるかはとても大事ですので、詳しく聞けないと後悔する可能性があります。

友人との関係性によるけれど、「実際手取りいくら?」なんて聞けないですよね。

また希望する時点で求人があるとは限らないので、転職したいと思ってもできない可能性も。

リアルな声を知れますが、給料の情報が聞きにくいのと、求人がない可能性があるのがネックです。

インターネットなどで自分で探す

インターネットなどで自分で検索する方法です。

〇〇(地名) 日勤のみ 看護師」「〇〇(地名) 夜勤なし 看護師」などのワードで検索すれば、求人情報は簡単に出てくるかと思います。

しかし求人は見れますが実際の病院の雰囲気や、細かなルール、人間関係などの情報はわかりません。

また求人を一つ一つ自分で調べないといけないので、時間もかかってしまいます。

育児と家事、仕事で忙しいので、無駄な時間は割けないですよね。

更に詳しい情報を知るには会員登録が求められることも。

とりあえずどんな求人があるかを知る程度ならいいかと思います。

しかし自分で検索するだけでは十分な情報を集められず、転職後に予想と違ってた…なんて事態になりかねません。

どうせ会員登録しないと詳しい情報が見られないなら、転職サイトを利用するほうがいいでしょう。

転職サイトを利用する

育児中で時間がないママ看護師には、転職サイトの利用がおすすめです。

担当エージェントが自分に代わって求人を探してくれるうえに、給料や条件の交渉もしてくれます。

最初に電話で希望条件の聞き取りをした後は、ラインやメールで対応可能。

忙しくて電話が難しい人や、電話対応が苦手な人も大丈夫です。

転職サイトはたくさんありますが、おすすめはレバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )

レバウェル看護はエージェントの質がいいことでも有名です。

残念ながら転職サイトの中には、担当者が親身になってくれず無理に転職を勧められたなんて話もあります。

しかしレバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )のエージェントは無理強いはせず、納得できるまで支援してくれます。

私も利用したことがあります。噂通りエージェントはかなり親身になってくれました!

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自分では知ることができなかった好条件の求人が見つかる可能性が高いです。

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子持ち看護師におすすめの職場まとめ

ママ看護師が育児と仕事の両立のために、適している職場についてまとめました。

  • 重視すべきポイントは夜勤なし、残業なし、急な休みや早退に理解がある
  • おすすめ職場ナンバー1は訪問看護
  • おすすめできない職場は、急性期病院、介護施設、クリニック
  • 転職サイトは給料や条件の交渉可能

看護師という仕事に追われて、子どもと過ごす時間を犠牲にしているママもいるかもしれません。

今の職場以外にも、子どもとの時間を大切にできる職場は必ずあります。

職場の環境に悩んでいる人は、一歩勇気を踏み出してみてくださいね。

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