外来看護師は楽じゃない?向いている人、仕事内容、給料は?

外来看護師は楽じゃない?向いている人は? 働き方
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外来は仕事が簡単で楽というイメージを持っている人、多いのではないでしょうか。

私も最初はそう思っていました。

しかし実際は精神的な負担が大きく、向き不向きがとても分かれる職場なんです。

この記事では一人目の育休後に外来に異動した私が、外来のリアルな事情をお伝えします。

  • 外来看護師の仕事内容
  • 外来看護師に向いている人
  • 外来看護師に向いていない人
  • 30代外来看護師の実際の給料

外来勤務を考えている人、病棟勤務がしんどい人はぜひ読んでみてくださいね。

外来看護師の仕事内容

外来看護師の仕事内容は以下の通りです。

  • 診察の介助
  • 検査や処置
  • 事務作業や電話対応
  • 病棟との連携
  • 他職種や施設との連携

それぞれ詳しく解説しますね。

診察の介助

外来の一番の仕事は、診察の介助。

医師の診察がスムーズにできるように物品を準備したり、患者さんの体位を整えたりします。

事前に患者さんのカルテを調べ、必要物品の準備や配慮が必要なことをチェックします。

医師によって準備物や診察の仕方も違うので、臨機応変に立ち回らなければなりません。

検査や処置

指示が出た患者さんに採血や点滴、注射などを行います。

またレントゲンやCTなどの検査に案内します。

検査室の混み具合を考えながら、待ち時間が少しでも少なくなるように工夫しています。

事務作業や電話対応

これは病院にもよるので、一概に外来看護師の仕事とは言えない部分ですが、書類の処理などの事務作業を任されることがあります。

私の勤務先では、診療情報提供書を郵送する事務作業は看護師が行っています。

他にも小さなクリニックでは、電話対応を看護師が行うところもあります。

病棟との連携

外来を受診し入院になった患者さんを、入院病棟に申し送ります。

また病棟を退院後、外来受診に来る患者さんの情報を共有することもあります。

対応に注意が必要な患者さんなどは、トラブルを減らすために密に情報共有をします。

他職種や施設との連携

訪問での在宅サービスが必要と思われたり、リハビリなどが必要と思われる患者さんに、適切な人や窓口に連絡します。

また服薬管理が難しい場合は、かかりつけの薬局に連絡して、服薬の管理方法を相談することもあります。

病院に来ているときだけでなく、家での困りごとについても聞き取り、様々なサポートを行っています。

外来看護師に向いている人

外来看護師に向いている人は、以下の通りです。

  • テキパキと仕事をこなせる人
  • 誰とでもコミュニケーションを取れる人
  • ワークライフバランスを重視する人
  • 体力に自信がない人

テキパキと仕事をこなせる人

外来は限られた時間にたくさんの患者さんが受診する場所。

診察がスムーズに進み患者さんの待ち時間を減らすために、テキパキと仕事をこなすことが大切です。

具体的には以下が求められます。

  • 必要物品を予測し準備しておく
  • 採血や点滴を素早くこなす
  • 処置の介助をモタモタせず円滑に行う

判断の速さと、行動の速さの両方が求められます。

誰とでもコミュニケーションを取れる人

外来は様々な職種の人とコミュニケーションを取ります。

具体的には医師、看護師、事務員、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、栄養士など多岐に渡ります。

また患者さんだけでなく、患者さんの家族とコミュニケーションを取ることも多いです。

物怖じせずに、明るくコミュニケーションを取れる人が好まれます。

ワークライフバランスを重視する人

外来は出勤日や勤務時間が決まっているため、ワークライフバランスを重視する人に向いています。

・保育園のお迎えがある
・定時で帰って家でゆっくり過ごしたい
・土日は家族で過ごしたい

仕事だけでなく家や子どもとの時間を重視するママには、外来の勤務形態はとっても向いています。

私の勤務先も、残業は月に1回あるかないかです。

体力に自信がない人

外来は病棟と違い、患者さんの移乗やトイレ介助を行うことは、ほとんどありません。

介助が必要な人は家族と一緒に来院するため、ほとんど家族が行うからです。

また外来は長距離を歩くことは、ほとんどありません。

病棟に比べると体や足の疲れは、格段に少ないでしょう。

そのため体力に自信がない看護師ママでも、無理なく働くことができます。

外来看護師に不向きの人

外来看護師に不向きの人は、以下のタイプの人です。

・患者さんと密に関わりたい人
・夜勤をして稼ぎたい人
・医師とコミュニケーションを取るのが苦手な人

患者さんと密に関わりたい人

外来は流れ作業のように診察や処置をして終わり、という場面がほとんどです。

そのため患者さんと長く話すことは少ないし、担当になり看護計画を立てることも少ないでしょう。

患者さんと話すことが好き、たくさん密に関わりたいという人には、物足りなさを感じるでしょう。

夜勤をして稼ぎたい人

外来は夜勤はなく夜勤手当もつかないため、年収が大きく下がってしまいます。

夜勤をしていた頃と比べると、およそ50〜100万円ほどは下がります。

夜勤が好きだったり、バリバリ稼ぎたい人には不向きな職場でしょう。

医師とコミュニケーションを取るのが苦手な人

外来は医師とのコミュニケーションが必須です。

病棟では医師と関わるのはリーダーだけということも多いですが、外来は医師と直接コミュニケーションを取ることがとても多いです。

そのため性格の難しい医師とも、上手にやっていかなければなりません。

医師とうまく関わることができなければ、とてもストレスになります。

医師と関わるのに苦手意識がある人は、外来勤務に慎重になるべきだと言えます。

30代外来看護師の実際の給料を公開

外来看護師は給料が安いイメージがありますが、実際どれぐらいでしょうか。

ここで外来看護師である私の給料を公開します!

ちなみに私はこちらの条件で働いています。

・看護師12年目の30代前半
・フルタイム勤務
・平日日勤のみ
・中規模病院の外来

すばり、2022年の年収は約313万円でした。

病棟で夜勤もしていた頃は430万円ほどだったので、だいぶ下がってしまいました。

内訳
総支給:約25万
基本給:約22万
資格手当:1万
ボーナス:約42万(年2回合計)

田舎なのでもともと給料は低めなのですが、国家資格なのにこの金額は少ないですよね。

外来勤務になって子育てと両立はしやすくなりましたが、給料面に不満があるのが正直なところです。

【まとめ】外来勤務は条件に納得できる病院を選ぼう

外来はワークライフバランスがとりやすく、体の普段も少なく働ける職場です。

しかし年収は大きく下がってしまうので、給料も含め、納得できる病院選びが重要になります。

・外来勤務を考えているけれど、外来が初めてでやっていけるか心配
・外来でも給料がいい病院で働きたい
・同世代の看護師ママが多い職場で働きたい
・人間関係や仕事内容を知ってから転職したい

こう考える人は、転職サイトで後悔しない病院選びをしましょう。

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担当コンサルタントは病院の内部事情もよく把握しているので、気になる病院の情報を事前にチェックできますよ。

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