「子どもがチャイルドシートから抜け出すようになった」
「何度言ってもすり抜けて出てくるので危ない」
このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
私の息子も、1歳からチャイルドシートの肩ひも部分を下げて抜け出すようになり、本当に苦労しました。
さまざまな抜け出し防止対策を試しては、息子と格闘する日々。毎日うんざりでした。
この記事では、チャイルドシートの抜け出しに実際に効果があった方法をご紹介します。
- 息子のチャイルドシート抜け出しエピソード
- 試したチャイルドシート抜け出し防止対策のすべて
- チャイルドシート抜け出し防止に効果があった方法
- いつになったらチャイルドシートを抜け出さなくなる?
同じ悩みで格闘中のママ、パパに少しでも参考になれば嬉しいです。
息子のチャイルドシート抜け出しエピソード
息子は1歳前からチャイルドシートの肩ベルトをよく外していました。
何度も説明しきつく肩ベルトを締めなおしますが、またすぐ外すのくり返し。
痛いか心配になるぐらいきつく締めても、あっという間に外してる…子どもの体の柔らかさにもはや驚き!
1歳半からは、肩ベルトからすりぬけてチャイルドシートに立ち上がるようになりました。
自由になった息子は好きほうだい車の中を移動します。運転席にまで乗り込んでくることも。
危なくて危なくて、しばらく私と息子の2人だけでは車に乗ることができませんでした。
2歳になるとチャイルドシートのバックルも自分で外すようになりました。
バックルを自分で外したときには、絶望したことを覚えています…
そんなこんなで1歳半~3歳まで、息子はチャイルドシートから抜け出しつづけ、私をクタクタに疲弊させるのでした。
私が試した8つの抜け出し防止対策
私が試した抜け出し防止対策は以下の8つ。
- 肩ベルトをガチガチに締める
- 車専用のおもちゃを渡す
- おやつを渡す
- 抜けだすと家に引き返す
- ハーネスクリップ
- 抜け出し防止ベルト
- きんちゃく袋を改造
- ハンカチで固定
肩ベルトをガチガチに締める
最初は肩ベルトを、これでもかというほどガチガチにしめて対策しました。
チャイルドシートの背もたれにピタッと体が張り付くほどです。
数日は抜け出さなかったのですが、いつの間にか抜け出す術をあみだし脱走しました。
子どもは体が柔らかいので、わずかなすき間から腕や足を通すことができたみたいです。
車専用のおもちゃを渡す
車専用の特別なおもちゃを用意してみました。
アンパンマンにはまっていたのと、パソコンが好きだったので、アンパンマンパソコンのおもちゃを購入してみました。
これは大喜びで、1ヵ月ほどはじっと座ってくれるようになりました。
音楽が鳴ったり、簡単なゲームもできて楽しそうでした。
しかしおもちゃに飽きてくると遊ばなくなり、また抜け出すようになってしまいます。
効果があったと思ったのに残念…
ちなみにこのおもちゃは3歳の今でも、ときどき遊んでいます。
チャイルドシートに座らせる目的としては効果が短かったですが、今も家の中で遊んでいるので、無駄にならなくて良かったなと思います。
おやつを渡す
車に乗るときにおやつを渡すようにしました。
おやつ大好きな息子は嬉しそうでしたが、効果があるのは食べている間だけ。
これでは意味がないと思い、最初からおやつを渡さずに「ちゃんと座っていられたらおやつをあげるよ」と方針を変更。
しかしすぐにおやつがもらえないと分かると、怒ってチャイルドシートに座ってくれません。
入り方を失敗してしまい、おやつ作戦は無意味に終わりました。
抜けだすと家に引き返す
チャイルドシートから抜け出すと、家に引き返すようにしました。
- チャイルドシートに座れないとお出かけできないことを教える。
- 公園に行くときも、抜け出した瞬間に家に戻る。
これで効果があったときも何回かありました。
しかし休みの日は徹底できますが、平日の保育園の送迎時に、チャイルドシートから抜け出したからといって家に戻ることはできません。
仕事に遅れることはできないので、結局そのまま向かうしかありませんでした。
対応が中途半端になってしまい、あまり効果がなかったのが正直なところです。
ハーネスクリップ
次に試したのはハーネスクリップです。
画像がないのですが、西松屋で600円ほどで購入したものです。
しかしこのハーネスクリップは、ものの5分でもぎ取られました。
ベルトを外したい執念が強すぎて、クリップをつけるや否やベルトをあちこち引っ張り…
外し方をすぐに覚えてしまいました。
ベルトをクリップに通すだけの造りなので、ベルトを横方向に引っ張るとすぐ外れてしまいました。
そのときはハーネスクリップは効果がないと思い諦めたのですが、今はこんなハーネスクリップもあるみたいです。
このタイプだと肩ベルトにクリップが固定されているので、外れにくそうです。
肩ベルトの根本が外れるタイプのジュニアシート(チャイルドシート)をお使いの方は、このタイプが使えます。
値段は620円ほどなので、肩ベルトが外せる場合は試してみるといいですね!
抜け出し防止ベルト
「抜け出し防止」と検索するとよく出てくる、こんなやつです。
購入し試しましたが、2週間しか効果がありませんでした。
抜け出し防止ベルトを上からつぶすように押し下げ、無理やり出てくるのです…
しかも抜け出し防止ベルトのバックルもなぜかすぐに外せるようになり、どや顔で手に持っていました。
口コミを見ると「全然抜け出さなくなった!」とか「お気に入りで座ってくれてます」と書いてあったのに、残念…
しかし口コミで効果があった人はたくさんいるようなので、試してみる価値はあると思います。
息子は車柄のものにしたのですが、「かわいい」と嬉しそうにしていました。
(でもすぐに外してしまうのですが…)
きんちゃく袋を改造
これは肩ベルトではなく、バックル部分を外すことへの対策です。
きんちゃく袋の両側と底側に切り込みを入れ、バックル部分を覆うようにしました。
(画像の赤丸部分に切り込みを入れ、ベルトとバックルを通す穴を作りました。)
そしてきんちゃく袋の口を紐で固くしばり、袋の中に手が入らないようにしました。
1カ月ほどは外さずにじっと座っていました。
しかし紐を適当に引っ張りつづけるとゆるみがでてくるので、そこから紐をほどき、ついにバックルも外してしまいました。
息子の執念おそるべしです。
ハンカチで固定
バックル部分をハンカチでぐるぐると巻いて覆うようにしました。
1枚ではすぐ外されてしまったので、2枚使ってより頑丈にしました。
結び目がバックルの下にくるようにすると、息子は触りにくく外せなかったみたいです。
(写真はハンカチ1枚のみ。久しぶりにしたので結び目が正面になってしまいました。)
これはめちゃくちゃ効果がありました!
2回ほど偶然外されたことはありましたが、それ以外は外せずにじっと座っていました。
抜け出し防止に効果があった方法
抜け出し防止に実際に効果があったのは、以下の合わせ技。
ハンカチで肩ベルトとバックルを固定
+
座っていられたら褒める
ハンカチ1枚で肩ベルトを束ね、ハンカチ2枚でバックルを覆っていました。
ハンカチを合計3枚使ううえに、毎回縛るのがめちゃくちゃ面倒くさかったですが….
それに加え「ダメと怒るだけでなく、できたことを褒める」と視点を変えてみました。
じっと座ることができたら褒め続けていると、息子も「座っていると褒めてもらえる」と学んだようです。
「じっと座っていられてえらかったねぇ~」と自分で言うようになりました(笑)
もちろんまだ抜け出す日もあったのですが、褒めることを始めてからは、ハンカチでガチガチに固定しなくても座れる日が増えていきました。
いつになったら抜け出さなくなる?
息子のチャイルドシートの抜け出しが無くなったのは、ちょうど3歳になった頃です。
この頃には何も言わなくても、目的地までずっと座れるようになりました。
成長に伴い言葉の理解がすすんできたのが大きいと思います。
長い道のりだった…
子どもがチャイルドシートから抜け出すことに戦っているパパママ、とてもとても大変だと思います。
「いつになったら抜け出さなくなるの…」とうんざりすることも多いと思います。
毎日の戦いと、終りが見えないのが辛いんですよね。
しかし子どもが成長すると、必ず落ち着きます。
嘘みたいにお出かけが楽になる日が来ます。
毎日とってもとっても大変だと思いますが、子どもの安全を守るために、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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