育休中に上の子を保育園に預けていると、「ずるい」と言われた経験はありますか？
言われるとショックですし、自分が悪いことをしている気分になりますよね。
しかし、育休中に上の子を保育園に預けることは全く問題ありません。
むしろ積極的に利用すべき理由もあります。
この記事では育休中の保育園がずるくない理由と、ずるいと言われたときの対処法や上の子のケアについてもお伝えします。
育休中に上の子を保育園に預けることは問題ない
育休中の保育園について、内閣府は「保育の必要性」の認定を受ければ、上の子を保育園に預けられると指針を出しています。
保育の必要性とは？
認可保育施設やこども園を利用する場合に、「保育の必要性」の認定を受ける必要がある。
「保育の必要性」は国の定めた区分や基準に沿って各自治体が認定します。
保育の必要性に定められる項目は以下の通り。
保育の必要性の項目
- 就労
- 妊娠、出産
- 疾病、障害
- 介護、看護
- 災害、災害からの復旧
- 求職活動
- 就学
- 虐待やＤＶのおそれ
- 育休取得時に、すでに保育園を利用している子どもがいて継続利用が必要な場合
保育の必要性の項目に、「育休取得時に、すでに保育園を利用している子どもがいて継続利用が必要な場合」も含まれています。
つまり育休中の保育園利用は、国の指針に沿って自治体が認めている制度なのです。
預けることは全く問題ありません。
しかし「保育の必要性」は自治体判断のため、厳しい自治体では育休中は退園になることもあります。
また育休期間は自治体によって異なります。
子どもが1歳まで、2歳までなど自治体によって決まりがあります。
詳しくは各自治体のHPを確認したり、問い合わせてみてくださいね。
育休中の保育園利用がずるいと言われる理由
育休中の保育園利用について、ずるいと言われる理由を解説します。
専業主婦は自宅で上の子も見なければならない
専業主婦は上の子を預ける場所がなく、自宅で見なければなりません。
3歳になれば幼稚園に行けるけれど、それまでは一時保育などの選択肢しかありません。
同じ産後という立場なのに、毎日上の子を預けて、赤ちゃんとゆっくり過ごせてずるいと感じる人もいます。
1日中、上の子と赤ちゃんの両方をみるのはとっても大変。専業主婦の人はほんとにすごい。
仕事をしていない人でも、もっと気軽に子どもを預けられる制度があればいいですよね。
待機児童が多いため、枠を空けてほしい
待機児童の多い地域では、育休中は上の子は退園して、保育園の枠を空けてほしいという意見もあります。
確かに保育園が決まらず仕事に行けない場合、そう思う気持ちもわかります。
預け先がないと仕事ができないもんね。求職中の人はなかなか雇ってもらえないし。
しかし育休中に上の子が退園してしまうと、育休明けの仕事復帰に支障をきたす可能性があります。
待機児童が多い地域の場合、上の子と赤ちゃんの同時入園が決まらない可能性が高いからです。
「いつ戻れる？」「まだ決まらなくて…」と職場にペコペコするのも辛い。ブランクが空きすぎると不安も増えるよね。
どちらも辛い立場のため、難しい問題ですよね。
育休中に上の子を保育園に預けるメリット
育休中に上の子を保育園に預けるメリットは以下の３つ。
上の子は保育園で思いっきり遊べる
上の子を保育園に預けると、家ではできない遊びや経験がたくさんできます。
外遊びや小さなおもちゃを使った遊び、絵の具の汚れる遊びなど…赤ちゃんがいる自宅では、ハードルが高いです。
自宅で赤ちゃんと一緒に過ごす場合、どうしても赤ちゃんメインになりがち。
赤ちゃんのお世話に手がかかり、上の子の遊びに付き合うのが難しい場面が増えるでしょう。
その結果上の子はストレスが溜まり、赤ちゃんに嫉妬してしまうかもしれません。
ママは赤ちゃんのお世話ばっかり！と反発心が生まれてしまうかも。
上の子が保育園で思う存分遊べると、ストレス発散にもなります。
ママは赤ちゃんのお世話に専念できる
上の子が保育園に行っている間は、赤ちゃんのお世話に専念できます。
赤ちゃんのイベントに参加したり、家でふれあい遊びをするのもいいでしょう。
おすすめなのは、赤ちゃんの写真を思う存分撮っておくこと。
上の子が帰ると忙しくて写真撮影どころではありません。
私は２人目の赤ちゃんの写真が圧倒的に少なくて、ちょっと後悔。
赤ちゃんが落ち着いているとつい家事をしてしまいますが、ほどほどがおすすめ。
２人目は本当に早く成長するので、何をしてもかわいい時期を堪能してほしいなと思います。
ママの体力回復になる
赤ちゃんが夜まとまって寝ない時期は、寝不足で辛いですよね。
日中に休みたくても、上の子がいるとなかなか休ませてもらえません。
しかし上の子を保育園に預ければ、赤ちゃんのお昼寝時間に体を休められます。
10分でも横になってお昼寝できれば、だいぶ疲労感が違います！
ママが休息をとって笑顔でいるのが何よりも大事。
休むことに罪悪感を感じず、ママの体力回復を優先してくださいね。
育休中に上の子を保育園に預けるデメリット
育休中に上の子を保育園に預けるデメリットは以下の２つ。
上の子が寂しく思う可能性がある
ママはお家にいるのに保育園に預けられるのは、上の子が寂しく思うかもしれません。
寂しさから赤ちゃん返りがひどくなったり、登園拒否をする可能性もあります。
息子も登園拒否がかなり強く、苦労しました。
「赤ちゃんはまだ保育園に行けないんだよ」「保育園から帰ったらいっぱい遊ぼうね」と伝えますが、なかなか納得してくれず…
保育園に行かせるべきなのか、葛藤する場面ですよね。
詳しくは【実体験】3歳の赤ちゃん返り！保育園を嫌がるときは休ませるべき？にまとめているので、参考にしてくださいね。
保育料がかかる
当然ですが、上の子を預けるには保育料がかかります。
産休前に働いていた頃と同じ金額がかかるので、収入がなくても高い保育料を払う必要があります。
保育料の見直しは9月に行われます。
前年1月～12月の収入によって、当年9月～翌8月までの保育料が計算されます。
産休に入った年は結構きついですね。
育休手当は支給されますが、総支給額のおよそ67%(半年以降は50%)になるため、働いていた頃の給料よりは少ないです。
実際に私が受け取った育休手当の額を紹介します。
【実例】産休前の総支給額が約25万円の私の場合
- 育休開始〜半年間：167,151円/月
- 育休半年以降：124,740/月
まさに家計はカツカツです。
家計を見直さないとやばい！と思っていたのですが、どこを削れるのかもよくわからない状態。
私と同じ人、多いですよね？
はプロフィールからFPを選んで、家計全体について相談できます。
顔写真付きの相談実績やレビューの記載があるので、相談しやすい人を選ぶといいですよ。
FPなので、家計以外にも住宅ローンや資産運用、保険まで何でも相談可能。
育休中に上の子を保育園に預けてずるいと言われたときの対処法
対処法は、聞き流すのみです。
自治体が認めている制度であり何も悪いことはしていないのですから、気にする必要はありません。
ずるいというのは、妬みや羨ましさからくる言葉。
相手の言葉の背景には、以下のような感情が含まれているのでしょう。
- 昔は育休という恵まれた制度なんてなかった
- 私は専業主婦で常に上の子も見ているのに…
- 育休中で休めて、手当までもらえてずるい
育児をする環境は人によって異なります。
それぞれの大変さがあるので比べてもどうにもなりません。
心の中で「私のことが羨ましいのね」と思い、笑顔でスルーしましょう。
心ない言葉は気にしないのが一番です！
育休中の保育園利用は問題なし！
育休中の保育園利用に後ろめたさを感じる必要はありません。
- 育休中に上の子を保育園に預けることは、自治体で認められている
- メリットは上の子は思いっきり遊べ、ママは体力回復できる
- デメリットは上の子が寂しがる、保育料がかかる
- ずるいと言われても気にしない
子どもとママのリフレッシュのためにも、遠慮せず保育園に預けましょう。
もし心無い言葉を言われても、笑顔でスルー！
保育園を上手に利用して、上の子も下の子も楽しく過ごせるといいですね。
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