小さな下の子に付き添い入院する場合、残される上の子も心配です。
上の子が寂しい思いをするだろうと考えると、胸が締め付けられる気持ちになりますよね。
「上の子に寂しい思いをさせないには、どうすればいいの?」
「上の子が安心できるサポートは何があるの?」
この記事では4歳の上の子を残して付き添い入院をした経験を元に、上の子が安心して過ごせる具体的な方法を解説します。
付き添い入院中に上の子が抱えやすい気持ち
付き添い入院中に上の子が抱える気持ちや悩みは、以下の3つがあります。
親と離れている寂しさ
付き添い入院によって過ごす時間が減ると、親と分離不安を感じやすくなります。
分離不安とは、子どもが親から離れた場合に苦痛や不安を感じること。
親と離れることに恐怖を感じ、泣いたり強い抵抗を示します。
持続的に強い不安が生じるようになると、分離不安症と言われます。
「自分は大事にされていない」という思い
「下の子ばかりが優先されている」と感じると、嫉妬心や孤独感を持つ場合があります。
上の子に我慢をさせることが続いたり、関わりが後回しになると、大事にされていないと思ってしまうかもしれません。
環境の変化によるストレス
祖父母や他の親族にあずけられる場合、環境の変化がストレスになる可能性があります。
食事や寝具、習慣など、普段と全く違う環境は想像以上に大変。
最初はいつもと違う環境を楽しめていても、何日も続くと精神的負担になる可能性があるでしょう。
上の子を安心させるための具体的な方法
付き添い入院中に上の子が安心して過ごすためのポイントを、4つまとめました。
1. 事前に上の子へ丁寧に説明をする
付き添いが必要な理由を、上の子の年齢に合わせて説明します。
「下の子が病気だからお母さんがそばにいないといけない。しばらく会えないけれど、あなたも大事だよ」という気持ちをしっかり伝えましょう。
事前に伝えることで不安の緩和になります。
わかりやすい言葉で、「カレンダーの◯日になったら帰ってくるよ」と具体的に伝えるのがおすすめです。
2. 安心できる預け先を確保する
子どもが安心して過ごせる預け先を考えておきましょう。
預け先の選択肢
- 祖父母や親戚
- 親しい友人
- 一時保育
- ベビーシッター
子どもが慣れ親しんでいたり、楽しく過ごせる場所を重視しましょう。
可能なら付き添い入院が始まる前に、預け先を試してみるのがおすすめです。
特に【ベビーベル】 “>ベビーベルは深夜対応、買い物、家事代行など、かなり柔軟に対応してくれます。
全国対応しているので、預け先に悩んでいる人は一度問い合わせてみるといいでしょう。
3. 上の子とのコミュニケーションを意識する
付き添い中でも、上の子とコミュニケーションを取る時間を確保しましょう。
おすすめのコミュニケーション方法
- ビデオ通話を活用して、こまめに顔を見て話す。
- 上の子の話をよく聞き、気持ちを受け止める。
- 「今日も頑張ったね」「大好きだよ」など言葉で伝える。
病院によってWiFiが無かったり、通信が不安定なこともあります。
付き添い入院が決まったら、WiFiを事前にレンタルしておきましょう。
4. 上の子に特別な時間を用意する
入院中でも、上の子が特別感を感じられる工夫を取り入れましょう。
- 上の子の好きなおもちゃをプレゼントする。
- 入院が落ち着いたタイミングで、短時間でも一緒に過ごす。
- 家に戻ったとき、上の子のために特別なイベントを計画する。
「上の子に会うのを楽しみにしているよ」というメッセージを送りましょう。
上の子が「自分も大事な存在だ」と感じ、不安を和らげることができます
付き添い入院中に上の子を安心させる方法:まとめ
付き添い入院中、上の子に寂しい思いをさせないために、以下の4つのポイントが大切です。
- 事前に上の子へ丁寧に説明をする
- 安心できる預け先を確保する
- 上の子とのコミュニケーションを意識する
- 上の子に特別な時間を用意する
親が上手にケアできれば、上の子は安心して穏やかに過ごせます。
「上の子も大切な存在だよ」と伝えながら、付き添い入院を家族全員で乗り越えていきましょう。
コメント