育休明けの働き方をどうするか、悩みますよね。
フルタイムで両立できるのか?時短勤務にしておくべきか?決めきれない人もいるでしょう。
私は2回育休を取得しており、2回ともフルタイム復帰しています。
結論から言うとフルタイムはしんどいですが、工夫次第で両立可能です!
この記事では育休明けの働き方を選ぶ手助けになるよう、フルタイムと時短のメリット・デメリットをまとめました。
育休明けにフルタイム勤務をするメリット・デメリット
育休明けにフルタイムで働くメリット・デメリットを紹介します。
メリット
メリット
- 経済的に安定する
- キャリアが継続できる
経済的に安定する
フルタイム勤務はしっかり収入があるため、経済的に安定します。
保育料はかかりますが、それでも経済的に余裕のある生活を送れるでしょう。
子どもに習い事をさせたい人や、将来の教育費用をしっかり貯めておきたい人は、フルタイム勤務がおすすめです。
キャリアが継続できる
産休・育休でキャリアが一時的にストップしていても、フルタイム勤務に戻ればキャリアを継続できます。
もちろん時短勤務ではキャリアが途切れるというわけではありません。
しかしラダーを上げたい人や管理職を目指す人は、フルタイムのほうがより有利でしょう。
デメリット
デメリット
- 体力的・精神的負担が大きい
- 育児との両立が難しい
- 子どもと過ごす時間が少ない
体力的・精神的負担が大きい
看護師の仕事は体力的にも精神的にもハードですよね。
フルタイムでクタクタに疲れているのに、育児もこなすのは正直かなりの負担です。
仕事で足がパンパンでも、子どもがいると休んではいられません。
一体何時間立ちっぱなしなんだ?という感じです。
数ヶ月すると体は慣れてきますが、やはりしんどいのはしんどい。
毎日げっそりしながら仕事に行っていました。
でも私は病棟から外来に異動となり、かなり体力的に楽になりました。
外来看護師の仕事については、以下の記事をご覧ください。
育児との両立が難しい
保育園に通いはじめた子どもは、びっくりするぐらい病気をもらってきますよね。
治ったと思ったらまた熱が出て…まともに仕事に行けないのはザラですよね
フルタイムだと子どもの体調不良や保育園行事で休みたくても、気軽に休みを取りにくいです。
職場の理解や雰囲気によりますが、育児と仕事の両立が難しいのは事実でしょう。
急な休みが何度も続くとさすがに気まずいです
でも私は2人の出産後もフルタイムで仕事を続けられています。
フルタイムをこなすコツや、スケジュールについて以下の記事にまとめています。
子どもと過ごす時間が少ない
フルタイムだと、子どもは一日の大半を保育園で過ごすことになります。
家で子どもと過ごす時間は、3〜4時間という家庭も多いはず。
その3〜4時間でさえも家事をこなしながらなので、子どもにゆっくり向きあう時間はほとんどありません。
「ながら作業」でごめんねと思いながら、時間に追われているんです…
愛情不足にならないか心配でしたが、今のところ素直で天真爛漫に育っています。
保育園からも「何も心配ないですよ!」と言われています
でも下の子が生まれた時は、強烈な赤ちゃん返りがありました。
赤ちゃん返りに効果のあった対応方法は、以下の記事を参考にしてください。
育休明けに時短勤務をするメリット・デメリット
育休明けに時短勤務をするメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
メリット
- 子どもと過ごす時間を確保できる
- 心にゆとりができる
子どもと過ごす時間を確保できる
時短勤務は早く仕事を終えられるぶん、子どもと過ごす時間を増やせます。
保育園帰りに公園に行ったり、家でゆっくり遊ぶことも可能。
仕事終わりの平日でも、子どもとたくさんの思い出を作れます。
フルタイムは保育園と家の往復だけで、なかなか子どもと過ごす時間は作れません。
保育園を出る頃には、外が暗いですからね。
子どもと過ごす時間を優先したい人は、時短勤務がおすすめです。
心にゆとりができる
時短勤務は心のゆとりにつながります。
看護師はハードな仕事であるため、かなりストレスが溜まりますよね。
仕事も忙しく家庭も忙しいと、心を休める暇がありません。
心にゆとりがないと子どもに当たったり、家庭がピリピリした雰囲気になるおそれも。
ストレスのはけ口が子どもになるのは避けたい…
穏やかに過ごすことを重視したい人は、時短勤務を選ぶべきでしょう。
デメリット
デメリット
- 収入が減少する
- 肩身が狭く居心地が悪い
収入が減少する
時短勤務はフルタイム勤務と比較して、収入が減少します。
どれぐらいの収入になるかは以下の計算式で求められます。
時短勤務の給与=「基本給×時短の労働時間÷フルタイムの労働時間」
・時短の労働時間=1日の勤務時間×1ヶ月の出勤日数
・フルタイムの労働時間=8時間×1ヶ月の労働日数
例えば基本給が20万円の人が、フルタイム8時間から5時間の時短勤務に変更した場合
20万円×5時間÷8時間=125,000
20万円あった収入が12万円台に!
ここからさらに社会保険料が引かれます。
育休明けの時短勤務は、社会保険料がフルタイム時の給料で計算されるので高額になってしまいます。
収入が減るのに社会保険料が高いままは辛い….
そんな人に向けて、時短勤務の収入額に応じた社会保険料に減額してくれる制度があります!
日本年金機構のHPに詳細が載っています。
勤務先に「育休終了時の報酬月額変更届を申請したい」と伝えれば手続きしてくれますよ。
育休明けで時短勤務する人は必ず申請してくださいね!
肩身が狭く居心地が悪い
時短勤務はフルタイムで働くスタッフと比べ、業務負担の差が生じる可能性があります。
退勤した後の仕事を他のスタッフに頼まなければならない場合、肩身が狭い思いをすることも。
もちろん時間内は精一杯仕事をするけれど、どうしても終わらない仕事もありますよね。
「仕事を残して責任感がない」「時短は楽な仕事ばかり」など言われると辛いですよね。
時短に理解がある職場だといいですが、そうでない場合は精神的に追い込まれてしまいます。
居心地が悪い場合は部署異動を願い出るか、看護師ママに優しい職場に転職しましょう。
私が利用して本当に良かった転職サイトをまとめたので、参考にしてください。
まとめ:メリット・デメリットを踏まえて自分にあった選択を
育休明けにフルタイムか時短にするかは、家族の状況や個人の価値観によって異なります。
経済的な安定やキャリアの継続を重視する場合は、フルタイムは多くのメリットがあります。
しかし育児との両立や精神的・体力的な負担は、軽いとは言えません。
何が一番大切かをよく考えて、後悔しない選択をしてくださいね!
私は働けるうちはしっかり働いてお金をためたかったので、フルタイムで頑張っています。
急な休みも取りやすく、看護師ママに優しい職場を探したい人は以下の転職サイトがおすすめです。
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